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高齢者の足(歩行)と靴について

  

 

1.高齢者の歩行について

年を重ねると加齢に伴って筋力が低下するため、若いころと比べると歩行時に足のつま先が上がりにくくなります。足の裏はアーチ状になっていますが、加齢によってアーチが崩れ、いわゆる扁平足(へんぺいそく)になってくるのが一般的です。その為、特に高齢者は長時間の歩行では足が疲れやすくなったりもします。

さらに、腰が曲がって前かがみの姿勢になる、歩幅が狭くなり腕の振りも小さくなる、また、自分では足を上げているつもりでも実際にはあまり上がっておらず、すり足のように歩くといったことも、加齢による歩き方の変化の特徴と言えるでしょう。人によっては、ひざや股関節、腰などに痛みを感じ、その痛みを軽減しようとして歩き方が変わってしまうケースも少なくありません。こうした歩き方によって、歩行時の身体のバランスが取りづらくなり、つまずいたり転倒したりする危険性が高まってしまうのです。


 

2.高齢者の転倒・転落について

東京消防庁の調査(※1)によると、高齢者の日常生活における事故のうち約8割がころぶ事故によるものだそうです。
東京都の調査(※2)でも、高齢者の約4割が1年間に1回以上の転倒や転落の事故を経験し、その半数がケガを伴っているという結果が出ています。しかも、それらの転倒・転落は、住宅内で起こるケースが5割を占めているのです。

室内で起こる転倒・転落では、スリッパを履いていた事例が多数報告されています。例を挙げると、「自分で自分のスリッパを踏んで転んだ」「階段の昇降時にスリッパが脱げて転倒した」などです(※3)。
屋外や外出先での転倒・転落のケースでは、つっかけやサンダルを履いていた事例が多くみられますし、普通の靴を履いていても、歩道の段差でつまずいて転んだというケースもあります。
さらに、特に年配の方では、転んだ際に「手をついたら腕の骨が折れた」「大腿骨(太ももの骨)を骨折した」といった大ケガにつながる場合もあるので、普段の履物にも気を使うことが望まれます。
 

※1 東京消防庁 平成29年中の高齢者の事故による救急搬送状況
※2 資料提供:東京都生活文化局消費生活部 平成13年度高齢者危害危険情報分析調査より
※3 資料提供:東京都生活文化局消費生活部 平成24年2月「シニア世代に多い事故(報告書)」より


 

3.ケアシューズの特徴及び高齢者の靴選びのポイント

一番の特徴は、一般的な靴に比べて軽いことです。軽ければ足を上げやすくなります。さらに、高齢者の歩き方を考慮し、すり足で歩く方でもつまずきにくいよう、つま先部分が持ち上がった反り上がりのある設計がされています。

歩きやすさに加えて、開口部が広く、脱ぎ履きがしやすいことも特徴です。高齢になると、靴の脱ぎ履きがしづらいという方が増えます。足を差し込む間口が大きく開いて履きやすく、歩行時には脱げにくいよう面ファスナーで簡単に足を固定できるタイプがケアシューズの主流です。こうした作りは、靴を履く本人だけではなく、高齢者・要介護者の介助者にとっても履かせやすい構造となっています。長時間履いていても足が痛くならないよう、柔らかい素材が用いられていることも特徴のひとつです。

歩行に適した靴選びについては、ケアシューズの特徴と重なるのですが、軽くて、開口部が広く、面ファスナーで調整できるタイプであること。つま先部分が丸みを持った形状で、履いていて圧迫を感じないものを選ぶとよいでしょう。
特に高齢者の中には、足に腫れやむくみのある方や外反母趾に悩まれている方もいらっしゃいます。普通の靴だと足の甲の部分(高さ)や幅がきつく感じて、つい大きいサイズを選んでしまいがちです。しかし、それではフィット感がなく、かえって歩きづらくなる。つまずきや転倒の原因にもなりかねません。一般的には、靴を履いてつま先に5〜10mm程度の余裕(捨て寸)があると、歩行しやすいと言われています。自分の足に合った、歩きやすい靴を選んでいただきたいです。

 

★高齢者向け靴選びのポイント

  1. 1.自分が履いて軽いと感じる
  2. 2.靴を履いた状態でつま先に5〜10mm程度の余裕がある靴を選ぶ
  3. 3.つま先部分が反りあがった形状
  4. 4.開口部が広く、脱ぎ履きしやすい
  5. 5.踵がしっかりしている(固いもの)


 

 
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