第三回「おむつの構造と機能」

八木大志
【はじめに】
前回に引き続きおむつメーカーのリブドゥコーポレーション様から
おむつのイラストや写真をお借りして具体的におむつの種類の説明をさせて頂きます。
第3回目はおむつの構造と機能についてお話させて頂きます。
【おむつの構造について】
おむつには大きく分けて4つの重要なパーツがあります。
�”縮椋燹↓�吸収材、�K豹綺燹↓の�体ギャザーです。
パーツ別に説明させて頂きます。
(画像参考 おむつ情報局)
�� 表面材 �� 吸収材 �� 防水材 �� 立体ギャザー
尿を素早く引き込んで次の吸収材に送ります。肌に直接触れる部分であり、排尿後も表面材は適正な尿量の範囲であればサラサラした状態を保ちます。メーカーそれぞれに特徴的な表面材があります。 吸収材は大きく分けると高分子吸収材(ポリマー)と綿状パルプで構成されています。綿状パルプで素早く尿を拡散して、高分子吸収材でしっかりと尿をキャッチします。 防水材は尿を下に通さない素材です。湿気が通るタイプと通らないタイプがあることが特徴です。 立体ギャザーは防波堤の役割です。尿を一旦堰き止めて徐々に吸収材が吸収していきます。立体ギャザーをしっかり活用することが重要です。
これらの構造がとても重要になります。
【おむつ選びとは?】
おむつの選定はサイズや吸収量だけではありません。おむつは購入から始まり、廃棄するまでのプロセスを考える必要があります。 たとえば、ドラッグストアなどでおむつを購入した際は重たく嵩張るおむつを家まで持って帰らないといけません。それは誰にでも簡単にできる事とは限りません。
その場合は日本ケアサプライ様が提供している『おむピタ』のような在宅まで直接おむつを運んでくださるサービスを活用するのも1つの方法です。 また、廃棄する際にはニオイや、ゴミステーションに運ぶまでのプロセスを考える必要もあります。おむつの選定はその人の生活状況などに合わせて選定します。
【なぜおむつの機能が重要なのか?】
おむつやパッドに排せつをすると皮膚に排せつ物が接触します。おむつ内は湿度が高くて、過度に皮膚がふやけてしまう事があります。そのような状況では皮膚のバリア機能が弱くなってしまいます。 また、尿や便が皮膚に接触すると化学的な刺激も加わります。普段何気なく使用しているおむつやパッドですが、各メーカーの工夫が施されています。 おむつやパッドを単に排せつ物が漏れないために使用するのではなく、その機能を十分に発揮するように使用することが大切です。
【おむつやパッドの様々な機能について】
おむつやパッドは似ているようで各社それぞれの機能があります。透湿性、pHコントロール、吸収スピード、消臭機能など機能は様々です。
透湿性(通気性)について
パンツ型紙おむつやテープ型紙おむつには通気性があります。尿とりパッドには通気性のあるパッドとないパッドがあります。過度な湿度が原因で皮膚にトラブルがある場合は通気性のあるパッドを選定します。
(画像参考 おむつ情報局)
pHについて
人の皮膚は弱酸性です。紙おむつには表面材や吸収材を弱酸性に調整している製品があります。たとえば、リブドゥコーポレーションの製品です。排せつ後もパッドの表面は弱酸性を保つように調整されています。
吸収スピードについて
吸収スピードも製品によって異なります。尿の勢いが強い方にはしっかりと素早く吸収するパッドを選定することもあります。
消臭機能
排せつ物のニオイに対しても消臭効果のある製品を選ぶことは大切なことです。
軟便対応のパッドについて
軟便に対応しているパッドがあります。軟便が表面材に詰まりにくい構造になっています。形や使用方法は様々で状況に合わせて選定します。
男性用のパッド
尿とりパッドを男性の陰部に巻くような当て方です。排せつケアはとてもデリケートです。呼び方ひとつで相手への配慮になります。筆者は三角巻きと呼ぶことを推奨しています。
三角巻きの適応は常時、ベッド上で排せつする方です。またパッドの交換頻度が高い方です。男性であれば適応ではありません。その人に合ったパッドを選定する必要があります。 三角巻きは陰部前方が膨らんでしまいます。動きの邪魔になる可能性があります。
高吸収のパッドについて
長時間交換ができない場合もあります。その場合は高吸収のパッドを選定します。最大の目安吸収量は約2000mlまであります。高吸収だから安心ではありません。尿が漏れるのは尿量だけではなくズレや隙間、姿勢などいろいろなことが漏れの原因に繋がっています。
【今回のまとめ】
おむつの選定は吸収量やサイズを選ぶだけではありません。 それぞれの製品に特徴や機能があります。おむつの機能を知ることでいろいろな角度からおむつを提案できるようになります。 しっかりとその製品を知った上で、その人に合った製品を選ぶことが重要になります。
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